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きっかけは、なんだった? 女は、水曜日のドアベルを鳴らす 戸惑うのは、男 アドリブの芝居のよう、 部屋へ招き入れ、インスタントコーヒーを入れる 始めるのは、女 女が触れる、男を誘う 二人は、無言で抱き合う そして、終わり 女は、そっけなく裸を脱ぎ 帰っていく 約束などない 男は、水曜のドアが、気になる ドア越しのシルエットが、見えた瞬間から 情事は、始まっている 壊れていくのは、男 ただの裸の女が ただの裸の女でなくなってくる 女をほどきたい 女の真実を知りたい 始めに愛していたのは女 ただ求めていた男に抱かれに来ただけ でも女は、なにも求めなかった 男が、求めるまでは 体だけでは、埋められない溝に落ちていく 分かっているのに抱き合う 不意に流れた涙 愛し合ってしまった二人 終わりの時 何かを得ることで失うもの 失うことで得るもの 女は、それを知っている 男は、それでも夢をみてしまう + + + 『インティマシー/親密』(2000/スペイン・英・独・仏)を観る。 ロードショーが、気になって仕方なかったのだけれども、結局行けず。 色んなことは、言わない、私は、こういう映画が、好き。 ポルノグラフィが、好きなわけでは、ない。 男と女の心と体の在り方、恋や愛情における心と体の在り方にとても興味があるから。 この『インティマシー/親密』は、多分ベルトリッチ監督の『ラストタンゴ・イン・パリ』を思い出させる。 『ラストタンゴ・イン・パリ』より、好きかな。 そして男のマーク・ライランスが、ジェレミー・ディヴィスに、女のケリー・フォックスが、ミラ・ジョヴォヴィッチに似ていて、 『THE MILLION DOLLAR HOTEL』のトムトムとエロイーズも思い出し(笑)... 寒々しいロンドンの街、ここでウィンターボトムの『ひかりのまち』も思い出す。 ロンドンの寒々しさ、閉鎖的な空気、なぜか好き。 ラスト、二人が流した涙が、美しい。 あんな風に愛してしまったら... ::: 以下、付け足し::: そう言えば、元ミュージシャンという男の部屋の階下から聞こえた曲は、クラッシュのLONDON CALLING(この曲は、いつ聞いてもカッコイイ!)、 彼が、バーテンダーをしている店では、マーティン・ベイツの声が、流れていたような、 そしてラストには、ボウイ、アルバム『OUTSIDE』からTHE MOTEL、大好きで繰り返し繰り返し、聞いていたから、感激〜♪ + B.G.M. Kate Bush "THE DREAMING" |