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July 15,2002 mon.
私は、映画、ドラマが、とても好き。
映画でなにを観たいか、それは人が人を愛する様々な形。
理由は、分からない。
『愛』を、観たい。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督
『マレーナ』(2000/伊・米)を観る。
コケティシュで、それでいて寂し気なマレーナが、海岸通りを歩いていく。

「彼女の罪とは、その美しさである」

初恋だったのだろうか。
何度も書いては、海に流されたラブレター。
「あなたを本当に愛しているのは僕だけだ」
マレーナを何度も救いたいと思った。
でも僕は、半ズボンを履いた子供だった。

未亡人となったマレーナ、男達の思惑にどんどん堕ちていく。
長ズボンを履くようになった僕の胸は、痛みで張り裂けそうだった。
それでも
「あなたを本当に愛しているのは僕だけだ」
と思い続ける。

こんなにも誰かに愛されたことがあるだろうか。
こんなにも誰かを愛したことがあるだろうか。

最後の台詞。

+

時は流れ、僕はたくさんの女達を愛した。
彼女達はいつも、「忘れないで」と言い、僕はいつも「忘れないさ」と言う。
けど、僕が決して忘れないただ一人の人は、その言葉を言わなかったあの人...マレーナ。

+

触れなくても、言葉を交わさなくても
その人が、一生忘れられない存在になるアクシデントのような恋。
長い人生の中でそういう思いに助けられることもあるのかもしれない。

『愛』は、どんな形でもいい。
存在そのものが、とても尊い。
そしてとても不思議だ。

EGOCENTRIC BINOCHE Violently Happy