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May 10,2002 fri.

今日も肌寒い雨の朝、
NINE INCH NAILS LIVE:AND ALL THAT COULD HAVE BEENを聞いている。

ここ暫くは、オーダーの仕事をしている、
例に漏れず、頭の中は洋服のことでいっぱい。
道行くお婆ちゃん達のスカートの柄に目は、釘付け。
多分、とっても昔の洋服で、大事に大事に着続けているのだと思う。
「あ〜あんな生地が、手に入ったら」
家を出てもそんな私である。

いつも言っていることだけれど、仕事(洋服を作る)の時間に音楽は、欠かせない。
サイトを持っているお陰で、色々な嬉しい情報を頂く。
その日、その日の書き込みを拝見しながら
「呼ばれてる?」と感じた音源を購入する。
NINE INCH NAILS LIVEは、発売当初からCD屋さんに行く度に見かけていた。
でも、なぜか他のCDを手にして帰る数カ月だった。

私の大好きなアーティストのフェイバリットで、
巷でも「NINは、いいよ」と言う人もいて、気になってはいた。
ある時、TVで"HURT"を歌っているレズナーを見かける。
思っていたより聞きやすい、もっと過激だと聞いていたけれど。
そんな話しをしてみたら、その曲が、特別だと。
そうか、なぜか気になるし、聞いてみよう。

『PRETTY HATE MACHINE』と『THE DOWNWARD SPIRAL』を聞いてみる。
どちらかと言うと『PRETTY HATE MACHINE』が、好きで
『THE DOWNWARD SPIRAL』は、「あ〜私ってもう歳かな?」(笑)と
その煽られるようなインダストリアルな音に疲れてしまう。

ある日、また急にNINが、気になる。
今度は、『THE FRAGILE』を聞く。
これは、とても好きになった。
また『PRETTY HATE MACHINE』『THE DOWNWARD SPIRAL』に戻ってみる、
『BROKEN』もやや(笑)うるさい系だけれども、
コレ癖になります、この騒がしさ。

他人が、どう思おうと構わないけれど、
「私、NINが好き」と言ったら、多分似合わないだろう。(笑)
自分でも確かに違和感を感じるのは、否めない。
なんでしょうね、この中毒症状。

スコーン、スコーンと気持ちのいいリズム、
うわぁ〜どうした!というノイズ(騒音)、
苛つくようなヴォーカル、次の瞬間、消え入りそうな声に変わる。
変化と混沌の波に溺れそうになる。
これが、実は気持ちいいのだろうか。

でもいつもNINを購入する時、立ち止まる私。
周りの空気が、「聞きなさい」になった時、私は、手を伸ばす。
NINE INCH NAILS LIVEは、「買ってよかった」そういうイイ気持ちになる。

ここで特筆したいのは、DISC2。
「雨の日の日曜のような、メランコリーなアルバムだ」と
レズナーが、言うようにメランコリー趣味な私の耳に心地良い。
PERFORMANCEが、レズナーとクレジットされているから、
繊細なピアノは、彼の音なのだろう。
この音が、とても好き。
「私は、こんな音が聞きたかった」
予感していた音だった。
M7、"AND ALL THAT COULD HAVE BEEN"
このタイトルトラックの終盤は、何となくキュアーの薫りがして 殊に良い。

次のアルバムは、どうなることやら...。
きっと、気になってしまう。
そしてまた「聞きなさい」を待つ。

EGOCENTRIC BINOCHE Violently Happy