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February 22,2002 fri.

ここのところ、Violently Happyが、シネマの部屋(笑)になっている。
今は、映画を観たい、観たい、観たい。
雑多な仕事の多いこの季節、気持ちだけは、自由にはばたきたい。

見逃していた映画にシャルロット・ゲンズブールが、
パートナー、イヴァン・アタルと出演した『Love etc.』があった。
誰も居ないレンタル店の二階でぼーっと忘れ去られたようなビデオ群を見ていたら、
視野に飛び込んできた。

サントラは、公開前に聞いていたので流れる音楽が妙に懐かしく感じた。
新聞の恋人募集欄『Love etc.』で出会い、
スムーズに結婚したブノア(イヴァン)とマリー(シャルロット)。
そしてブノアの親友ピエールとの結果的には三角関係な映画。
この人妻となったマリーを恋焦がれ、可哀想なくらい切ない芝居を見せてくれたのが、
フランス映画界をリードするトップ・スター、シャルル・ベルリング。
そういえば昨年、話題になった
『倦怠』に出ている。

+

男が「僕のことを愛してる?」と聞けば、「愛してるわ」と無邪気に答える。
「どのくらい?」と聞けば、「とっても」と目を輝かせる。
なのに、次の瞬間、女はもう、別の世界にいる。
追いすがれば優しい目をして振り返り、来るなと言っても訪ねて来てくれる。
にもかかわらず、女は男のものになってくれない。
生まれつき道徳観念が完全に欠落していて、いいことも悪いことも理解していないどころか、
考えたこともない、したがって徹底して無欲な女なのである。
そういう娘に振り回されるインテリ男の物語である。
(オフィシャルサイトより引用)

+

古今東西、女性によって身を滅ぼす男性の物語りは、多い。
そうファムファタルによって。
でもこの少女(なのである)は、存在していてもしていなくてもよい、
そんな幻想のような雰囲気を持っているし、シャルル・ベルリング演じるマルタンの
エスカレートしていく恋愛ヒステリー症状が、恐怖よりももっと喜劇的な
そして人間(男性のと書くと異論あるかも)の悲しいくらいどうしようもない性を見せつけてくる。
このマルタン、哲学教授である故、その知性、理性、本能の中でどんどん混乱していく様は、
素晴らしい!!!シャルル・ベルリング!と言ったところである。
相談できる唯一の相手が、別居中の妻という、
そんなところもファンとしては、可愛い(?)と思ってしまう。
実際、こんな恋愛ヒステリー症状の男性と恋愛をしたいか?と問われれば...
NONだけれども...いやちょっとしてみたいかも。(笑)

もしアナタが、自分の中に手に負えない何か?を感じていたら、この映画オススメです。
そうそう、R18指定です。あしからず。

EGOCENTRIC BINOCHE Violently Happy