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わたしを縛って... 映画『Undo』 岩井俊二監督の作品でもっとも好きな作品。 この10年くらいで唯一人、好きな日本の映画監督。 密かに密かに好きなのは... なぜだろう? 新作『リリィ・シュシュのすべて』のメイキングビデオを観たら 懐かしい14歳の頃の自分が、現れた。 どこに? ここに。 彼の作品は、多分全て観ていると思う。 痛いけれど忘れたくない感触、忘れてしまいたい匂い、そんな空気を連れてくる。 作品を観終わった後、 自分の身体の周辺だけが、化学変化を起こして麻痺しているような気分に沈んでしまう。 芋虫と蝶の間、蛹に表される14歳が、岩井カラーで描かれる 『リリィ・シュシュのすべて』。 今となっては遠い遠い私の中の14歳。 遠い季節、でもその季節の延長線上に今が、あるのは事実。 放課後の匂いや1日中、耳で鳴り続けていた音楽、 恋だかなんだか分からず、胸の奥のかすかな揺れを抱きしめる帰り道。 きわめて私的な風景が映像となって観客の目に心に立ち上る。 時に隠れた狂気、殺意、むき出しの欲望、願い、癒し、孤独、閉塞感... ”人”の深層心理に染みてくる。 大学時代、秋の寒い日暮れ時、 扉を開けた映研の部室、 居眠りしている彼の隣に座って夕焼けを見ていた時のように 切なく拭いきれない見えないなにかを岩井俊二監督は、見せてくれる。 あっ、今日はフィクションを多く^^; 含みます。(笑) |
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