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October 18,2001 thu.

「私を信じられる?」
...僕は、信じられなかった。

映画『こと(情事)の終わり』

ある時を境に「愛は終わらない」と言って彼女が彼の前から姿を消した。
彼は、彼女にとっては”愛人”に過ぎなかったのだと、
苦悩し、そして狂おしいほどの愛しさは憎悪に変わる。

彼女には、新しい第3の男の影が...

この先は、まだ観ていない人のために他言しないようにとのこと。

音楽は、『ピアノ・レッスン』のマイケル・ナイマン、ロマンティックな映像をさらに深める。
そして、サンディ・パウエルの手掛けた衣装。
1930年から40年代のロンドン、クラッシックでエレガントなファッションが、また素晴らしい。
英国ヴィンテージスーツ(多分)を着こなす夫、愛人、
ジュリアン・ムーアの上品な身のこなしを包む洋服、
そして着痩せする彼女の裸体は、悲しいまでに白く美しい。
深紅のコートにベロアのストール、えんじにオレンジのトリミングのブラウス、
グリーンのコートの下に深紅のスーツ、品のいい貴婦人の帽子、
彼女の動きに合わせて現れる彩られたディティール。
そして...情事の前触、彼の手に揺れるスカートの裾の美しい形状、
あの階段のシーンは、忘れられない。

これは、原作者グレアム・グリーン本人の恋にインスパイヤされたという。
映画という虚構の世界でありながら、真実の恋から発っせられるオーラ、
レイフ・ファインズの悩ましいまでにロマンティックな演技と
ジュリアン・ムーアの美しさに酔いしれずには、いられない。

EGOCENTRIC BINOCHE Violently Happy