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「私を信じられる?」 ...僕は、信じられなかった。 映画『こと(情事)の終わり』 ある時を境に「愛は終わらない」と言って彼女が彼の前から姿を消した。 彼は、彼女にとっては”愛人”に過ぎなかったのだと、 苦悩し、そして狂おしいほどの愛しさは憎悪に変わる。 彼女には、新しい第3の男の影が... この先は、まだ観ていない人のために他言しないようにとのこと。 音楽は、『ピアノ・レッスン』のマイケル・ナイマン、ロマンティックな映像をさらに深める。 そして、サンディ・パウエルの手掛けた衣装。 1930年から40年代のロンドン、クラッシックでエレガントなファッションが、また素晴らしい。 英国ヴィンテージスーツ(多分)を着こなす夫、愛人、 ジュリアン・ムーアの上品な身のこなしを包む洋服、 そして着痩せする彼女の裸体は、悲しいまでに白く美しい。 深紅のコートにベロアのストール、えんじにオレンジのトリミングのブラウス、 グリーンのコートの下に深紅のスーツ、品のいい貴婦人の帽子、 彼女の動きに合わせて現れる彩られたディティール。 そして...情事の前触、彼の手に揺れるスカートの裾の美しい形状、 あの階段のシーンは、忘れられない。 これは、原作者グレアム・グリーン本人の恋にインスパイヤされたという。 映画という虚構の世界でありながら、真実の恋から発っせられるオーラ、 レイフ・ファインズの悩ましいまでにロマンティックな演技と ジュリアン・ムーアの美しさに酔いしれずには、いられない。 |
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