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July 16,2001 mon.

「僕がすることは全部君の為なんだ。」

今朝は、映画『大いなる遺産』のサントラを聞いている。
この映画のディテイル、ディテイルが、とても印象に残っている。

失われた楽園に死んだように生きる富豪の老女、
結婚式場で花婿に逃げられた過去、
その悔しさから彼(イーサン・ホーク)と彼女(グウィネス・パルトロウ)を
苦しめる喜びに溺れる。

老女のべったりと塗られた紅、朽ち果てた庭、彼女のグリーンをベースにしたファッション、
人生の憂鬱、クレメンテの絵、ニューヨークの空気、空虚なダンス、意外な結末、そして音楽。

この映画は、バレエの脚本を思わせ、モダンバレエの香りに包まれ、
目にしみこむ香水、目にしみこむ美術。
(淀川長治)

老女に二人の恋は弄ばれる。
「僕がすることは全部君の為なんだ。」
この台詞が、心に残っている。
イーサン・ホークのあの瞳の色、そしてこの台詞。
何度も何度も観ている映画の1本。

「僕がすることは全部君の為なんだ。」
言葉を変えれば、「僕は君の存在ゆえ生きている。」
胸が熱くなる。

EGOCENTRIC BINOCHE Violently Happy