image87 中島潔が描く金子みすゞ
―まなざし―

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花のたましひ

散つたお花のたましひは、
み佛さまの花ぞのに、
ひとつ残らずうまれるの。

だって、お花はやさしくて、
おてんとさまが呼ぶときに、
ぱつとひらいて、ほほえんで、
蝶々にあまい密をやり、
人にや匂ひをみなくれて、

風がおいでとよぶときに、
やはりすなほについてゆき、

なきがらさへも、ままごとの
御飯になってくれるから。

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中島先生に初めてお会いした時の優しい笑顔の奥に見えた何か。
年月を経て、この絵を見た時、やっと出会えたような気がした。
今までの作品で、1番好きな絵。

(C)朝日新聞社


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