image44 Adrian Lyne
NINE 1/2 WEEKS

原作のタイトルは『飼われた猫のように』だったと思う。
予告を観た時、そのスクリーン全体のトーンがとても気になった。
キム・ベイシンガーやミッキー・ロークの映画を観るのも初めてだった。
この映画に関して語られる時、
官能的な表現だけが前面に出ているような気がする。
確かにセクシュアルな愛の時を描いている。

私がとても好きなのは、彼と彼女の無駄を省いたファッション。
ブルーグレーのシーンの中、コート姿の二人が美しい。
彼女がキューレターをしているギャラリーの絵も独特。
ヤッピーのミッキー・ロークのクローゼットのスーツやワイシャツ。
エイドリアン・ライン監督によって計算し尽くされた
シーンのディティールにため息が出る。
ラストシーン、彼の元を離れていく彼女。
人が恋に堕ちた時、本当は何を求めているのか、
それをライン監督は、描きたかったのではないかと思う。

実は、サントラがまた素晴しい。
Bryan Ferry,Joe Cocker,Devo,Eurythmics etc...
そしてコリー・ハートの"EURASIAN EYES"は、たまらなくいい。
私にとって、全てが完璧な映画の一つになっている。

(C)1986 JONESFILM


<< EXIT :::: NEXT >>

EGOCENTRIC BINOCHE CLIP & CROP