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October 4,2002 fri.
たずねて行きたい
こころの岸辺に
よせた波の 輝き

あしたが こわくて
ふたりの時計を
止めた 指に 秘密を とじこめた日

それは それは 淡い春の面影

愛とも 呼べない
幼いわがまま
抱きしめ すぎて こわれた

それは それは あけてはいけない箱

たずねて行きたい
こころの岸辺に
よせた波の まぶしさ

光に ふるえる
ふたりの 初恋
あまい時のかなたに 眠る妖精

+

大貫妙子 pure acoustic 『ひとり暮らしの妖精たち』

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このアルバムは、いつ買ったものだっただろう。
購入した時、なんとなく「今は、聞かなくていいかな」と、しまってあった。
購入は、したいと思っていたのに、そういう時がある。
決して悪夢のような思い出では、ないのに、その場所に引き寄せられたくなくて、
大貫妙子さんの声を数年、遠ざけていた。

仕事に、もの凄く集中していても無音が、気になってしまう。
ちょっと病気?(笑)
とりあえず、棚の奥から目に止まったCDをセットする。
そういう流れで、このアルバムを聞いていた。
不思議と最近の気持ちにぴったりと来る。
秋の感傷も手伝って、久しぶりに彼女の美しい声色に心を傾ける。

『ひとり暮らしの妖精たち』は、聞いたことのない曲だった。
そのイントロ、ロマンティックなメロディ、そして歌詞に気持ちが動いた。
作曲は、坂本龍一氏、「ああ、やっぱり」。
最近、また教授のピアノが、CMに使われている。
あまりTVをつけないのに、そういうことは、ちゃんとアンテナにひっかかって来る。
教授のメロディにブラームスを感じる。
このCMの音楽も相変わらずの教授風。
もしかしたら、ややマンネリズムに陥っているのかもしれないけれど、
この教授節(笑)にやられてしまうのも本当、坂本氏の音楽が、やはり好きです。

大貫さんの書く詞は、過去への想いが詰まっている。
それも涼やかなミルクホワイトのような光りの中のドラマ。
悲しみは昇華されて、いい匂いの風になって去っていく。

あまりにも心に住み着いてしまって、しばらく戻れなくなってしまうから、
時々遠ざけてしまうのかもしれない。

そして...16歳の少女の恋、教授に恋焦がれていたあの日を
切なくて、愚かしくて、照れくさいのかもしれない。

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B.G.M. Taeko Onuki "pure acoustic"

EGOCENTRIC BINOCHE Violently Happy