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November 3,2001 sat.

「洋服屋です」

と挨拶するようになってから、本と濃密な時間を持つことが少なくなった。
なのに本は、とても好き。
いいのか、悪いのか?
家には、良質の写真集や画集、芸術関係の書籍など面白そうな本が、沢山あって、
さらに日々、家人によって持ち込まれる。
いつでも手に取ることができると思うから、のんびりになってしまう。
その背表紙だけ見ているだけで幸せな気分になってしまう。

実は、本の形状そのものが、とても好きなのだ。
昔、密かに装丁家になりたいものだと、夢見たこともある。

時折、ぴん!と来たものがあれば、自室に持ち込んで一人眺める。
さて、死ぬまでに家中のすべての本と関係(?)できるのだろうか。
そう思いながら、仕事の合間、
1階にコーヒーを入れに来たついでに書棚を眺めては、
幸せな気分だけ頂いて、また私は布と関係するのである。

こんなことを書いている私は、本当は本に埋もれて本に溺れたい。
でも...
今は、洋服を作ることが1番、楽しくて、恋しくて。

病気かもしれない。

EGOCENTRIC BINOCHE Violently Happy